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F1の新風・小林可夢偉、2010年のシート確保か?

 突然のF1デビューから予想以上の活躍を見せているトヨタの小林可夢偉に関し、トヨタ・モータースポーツGmbH.(TMG)のジョン・ハウエット社長が2010年シーズンのレギュラーシートを預ける可能性を示唆した。現地時間(以下、現地時間)11月1日、『ロイター』通信が報じている。

 トヨタのサードドライバーだった小林は、第15戦日本GP予選で負傷したティモ・グロックの代役として第16戦ブラジルGPで急遽F1デビューを飾ると、初の大舞台でいきなりの9位フィニッシュ。続く最終戦アブダビGPでは12番グリッドからのスタートとなったものの、新チャンピオンであるブラウンGPのジェンソン・バトンをオーバーテイクするシーンもあり、最終的にはチームメイトのヤルノ・トゥルーリより1つ上の6位でレースを終え、2戦目にしてポイントを獲得するなど衝撃的なパフォーマンスを披露した。

 小林はトヨタのドライバー養成プログラム、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)出身。J.ハウエット社長はその秘蔵っ子の活躍について「胸がとても踊ったし、我々は非常に満足している。すばらしいのは彼が本物のファイティングスピリットを持っていることだ。誰に対しても怖気づくことがない」と評価。そして「彼のレーシングスピリットがすばらしいことはずっとわかっていたし、それは彼のキャリアを通して見られてきたものだ。しかし、GP2でちょっと競争力があるように見えないと、リスクをためらってしまうものなんだ」と下部カテゴリーでのパフォーマンスから不安を抱いていたことを認めたが、「今回の件はドライバーの選択に関しては時に大胆であるべきであり、安全なリスクヘッジを考えた決断をすべきではないという教訓だね」と語り、小林のポテンシャルの高さを賞賛していた。

 トヨタではJ.トゥルーリ、T.グロックの両ドライバーがチームに残留する可能性は低く、小林が来シーズンのレギュラーシートを確保する可能性が出てきている。J.ハウエット社長はこの件について質問されると「そのようだね。我々は真剣に吟味しなければいけない。彼は本当にすばらしい結果を残したんだ」と小林の起用に前向きであることを示唆。さらに「彼は我々のドライバー養成プログラム出身だし、彼が日本人で、我々も日本のチームだというのもポジティブな要素だ。前向きなポイントはたくさんある」と答え、小林がレギュラードライバーになる可能性が高いことをうかがわせていた。

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