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ウィリアムズ、R.バリチェッロとN.ヒュルケンベルグと契約 中嶋一貴は残留ならず

[写真]ブラウンGPからウィリアムズへの移籍が決まったR.バリチェッロ。来季は前人未踏の300戦出場を達成する見込み(C)Brawn GPクリックで拡大

ブラウンGPからウィリアムズへの移籍が決まったR.バリチェッロ。来季は前人未踏の300戦出場を達成する見込み(C)Brawn GP(ISM)

 ウィリアムズは、現地時間(以下、現地時間)2日、ブラウンGPのベテラン、ルーベンス・バリチェッロと今季GP2王者の新人ニコ・ヒュルケンベルグと来季のドライバー契約を結んだことをプレスリリースを通じて発表した。これで、中嶋一貴は残留しないことが明らかになった。『ロイター』通信が伝えている。

 2010年に向けてまったく新しいドライバーラインアップを発表したチーム創設者のフランク・ウィリアムズ氏は「ルーベンスは説明の必要がないだろう。彼はF1で最も経験豊富なドライバーなだけでなく、今年のドライバーズチャンピオンを激しく争った情熱的で才能あるドライバーだ。ニコ・ヒュルケンベルグはルーキーながらGP2チャンピオンシップでタイトルを獲得し、過去にはF3ユーロシリーズ、フォーミュラ・マスターズ、A1GP、フォーミュラBMWジャーマニーでも勝利している」と新ドライバーについて語った。

 なお、N.ヒュルケンベルグは今季、ウィリアムズのテスト兼リザーブドライバーを務めていた。

 またF.ウィリアムズ氏はチームを離れるニコ・ロズベルグと中嶋一貴に対し「ニコとカズキは、その熱意、鍛錬、才能で、ウィリアムズ、そして我々のパートナーを代表してくれた。我々は彼らの今後の活動にもあらゆる成功を祈っている」と感謝の言葉を述べた。

 現在24歳のN.ロズベルグは元F1王者ケケ・ロズベルグの息子で、4シーズンをウィリアムズで過ごしてきたが、先週すでにチームを離れることを発表。その才能を高く評価されており、R.バリチェッロに代わってチャンピオンチームのブラウンGPに移籍し、新王者ジェンソン・バトンのチームメイトになると予想されている。

 トヨタの支援を受ける中嶋は、日本人初のフル参戦F1ドライバー中嶋悟の長男としても知られているが、今季は不運も重なり全17戦でノーポイントに終わった。今後の移籍先などについてはまだ明らかにされていない。

 なおウィリアムズは、来季からエンジンをトヨタからコスワースに変更することもすでに発表している。

 R.バリチェッロは1993年にF1デビューした大ベテランで、ウィリアムズはジョーダン、スチュワート、フェラーリ、Honda、ブラウンGPに続く6番目のチームとなる。フェラーリ時代には2002年と2004年にミハエル・シューマッハに続くドライバーズランキング2位を獲得したこともあった。また、R.バリチェッロと同じブラジル人で親友でもあった故アイルトン・セナは、奇しくもウィリアムズに在籍していた1994年のサンマリノGPで事故死している。

 なお、ウィリアムズに優勝経験ドライバーが所属するのは2004年のファン-パブロ・モントーヤ、ラルフ・シューマッハ以来で、ウィリアムズは2004年以降優勝から遠ざかっている。

 しかし、今季2勝を挙げたR.バリチェッロはアブダビGP期間中に報道陣に対し、来季について「来年はとても競争力が高いマシンに乗れるとかなり期待しているから、それが自分自身から求めることだ。僕はまだまだ頑張るし、勝ち続けるよ。みんなウィリアムズに行くと見ているようだね。そこが最高のチームのひとつだし、人気上昇中だからね」と再び優勝を目指して戦えると期待を表していた。

 現在37歳のR.バリチェッロはF1史上最多出場ドライバーで、ここまで285戦に出場し、11勝を挙げている。来季中には史上初の300戦出場ドライバーとなる見込みである。

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