現地時間(以下、現地時間)2日、イタリアの新聞『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙(電子版)が、今シーズンを「シーズンの真の勝者はロス・ブラウン」と総括している。
同紙は2009年シーズンにおけるプラスとマイナスの評価をそれぞれ挙げ、まずはブラウンGPのチーム代表、ロス・ブラウン氏を「シーズンの真の勝者。最後までブラフ(はったり)を貫いた。レギュレーションの隙をつくのに長けていて、ダブルディフュザーでシーズン序盤を席巻。夏以降は優位性がなくなったものの、青息吐息ながらダブルタイトルを獲得した。真の栄光であるのか、後世は悩むだろうが……」とプラス評価。ウィリアムズのニコ・ロズベルグは「勝利こそないが、遠くないうちにその日がくる。安定していて信頼性があり、ドライバーの中でもお得な存在のひとり」、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンも「マクラーレンはマシンを間違えたが、彼は明快だった。表彰台争いだろうが、8位争いだろうが、いつも全力。ハンガリーGP以降最も多くのポイントを獲っており、マクラーレンがコンストラクターズランキングで3位であるのは、すべて彼のおかげ」でやはり好意的にプラス評価が下された。
フェラーリを離脱するキミ・ライッコネンについては、「納得できる力を引き出し、無駄に終わったがコンストラクターズランキング3位を獲得するためには、おそらく自分にだけ焦点が当てられていると感じさせるべきだったのだろう。マッサがいなくなってから、シーズンを通じて獲得した48ポイントのうち38ポイントを積み重ねている。何事にも淡々と向き合っているかと思いきや、そうではないことも明らかになったが、フェラーリを離れることとなった」と複雑ながらもプラス評価としている。
一方のマイナス評価では、まずFIA(国際自動車連盟)を「ミスだらけの1年」と取り上げ、あやふやなレギュレーション、机上や裁判所で下される決定の多かったこと、KERSにもあまり意味はなく、巨額を費やしたサーキットはショービジネスの観点からのみが注目され、コース上での見どころは少ないと批判した。
そしてフェラーリは戦略の立て直しも指摘されたが、とりわけハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役をうまく起用できなかったことを問題視されている。また、レッドブルのセバスチャン・ベッテルもその才能は認められているものの、ミスが多いことから、まだまだ成長が必要と見なされマイナス評価となった。さらにウィリアムズを離れることになった中嶋一貴は「数字がすべて。ノーポイント。予選でチームメイトの前だったのは3回だけ」と手厳しく評されている。









