F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はトヨタに対し、同チームのF1からの撤退に関する緊急釈明を求めた。現地時間(以下、現地時間)4日、『ロイター』通信が報じている。
FIAはプレスリリースを発表し、「ブリヂストンは(撤退の)意向を発表するにあたり、約18ヶ月間の猶予をおいた。それにより、将来のチャンピオンシップへのタイヤ供給に、必要な対策を講じることができる。しかしながら、トヨタの決定は、トヨタF1チームが2012年までの新コンコルド協定に署名してわずか数週間後に発表された。現在、トヨタF1チームには、チャンピオンシップに関与する彼らの法的な立場について緊急釈明が求められている。それは、どこであれ今後13番目となるエントリーチームの認可に、直接影響を及ぼすことになる問題だからだ」と、トヨタの突然の決定に対し説明が必要とした。
現地情報筋は『ロイター』通信に対し、単純に解散する計画であると語ったという。元BMWザウバーは、BMWの今季末でのF1撤退は決まっているものの、2010年に参戦するため、出場13チーム中で空きが出れば昇格する予備チームとして名乗りを上げている。
しかし、トヨタが自らの立場を明確にするまで、元BMWザウバーの参戦に対する公式なGoサインは出ない。
コンコルド機密協定に8月に署名したことにより、トヨタは少なくとも2012年までF1に携わることになっていた。FIAは再三にわたり、「モータースポーツが世界経済危機の影響から逃れられない」と警告しており、そのために、コストを削減し、新しい独立チームの参入を認めるなどの対策を講じてきたと述べた。そして「FIAが、(既存の)各チームの要請からコスト削減対策を先延ばしすることを認めたのは、彼らが長期にわたり、確実にチャンピオンシップに関与するであろうという前提に立ってのこと」と付け加えている。
さらに、「トヨタの発表は、元々FIAが打ち出したコスト削減措置がいかに重要であったかを裏付けるものだ。現在FIAは、トヨタの離脱が確実にチャンピオンシップにとって最善の結果となるべく取り組んでおり、今後とも、F1の各チームがこのスポーツのために必要なコストカット対策を講じるための後押しを続けていく所存だ」とトヨタの撤退を教訓とし、コスト削減に努めるとの姿勢を見せた。




![[写真]突然のトヨタ撤退というニュースに、F1界では波紋が広がっている。果たして来季の参戦チームはどのような顔ぶれになるのか?(C)Toyota Motorsport GmbH.クリックで拡大](http://c2i.msn.co.jp/Sports/images/article/091105/a4846b3f-4363-49e6-8829-090b70627a93.jpg)





