日本シリーズ第4戦(4日、巨人4-8日本ハム、2勝2敗、東京ドーム)嗚呼、拙攻 拙守に走塁ミス…。巨人は先発野手全員安打で日本ハム(11安打)を上回る13安打を放ちながら、3併殺など打線がつながらず、2敗目を喫した。アレックス・ラミレス外野手(35)の1号3ランも時すでに遅し。それでも原辰徳監督(51)は、いつものように前を向いた。5日の第5戦、中4日で先発予定のディッキー・ゴンザレス投手(30)で王手をかければいい。
ガッツの激走も実らない。4点を追う九回、二死一塁から右翼フェンス直撃の一打を放った小笠原が二塁を狙ったが、稲葉の好返球に刺されてゲームセット。巨人の攻撃は最後までちぐはぐだった。
「序盤で点差を広げられると、細かな作戦がとれなくなる。三回は大きなボーンヘッドが2つもあった」
伊原ヘッドコーチがぼやいた。三回、高橋尚が4安打と1四球で4点を先制された。しかも、一死一塁から森本のゴロを捕球した二塁手の木村拓が一塁を見ておらず内野安打にしてしまう。その後、田中に簡単に三盗を許すなど、記録に表れないミスが続いた。
「自分が監督に推薦した選手がね…。ヘッドコーチのボーンヘッドだ」。同ヘッドがスタメン起用を進言した木村拓は好機で3度凡退。先頭で右前打を放った五回も、ヒットエンドランのサインにあせって離塁し、けん制で刺された(記録は盗塁死)。攻守で精彩を欠いたベテランは「短期決戦ではミスした方が致命傷になる」と肩を落とした。
坂本、松本の1、2番コンビが一、三、五回と3度も2人そろって出塁しながら、3番小笠原、4番ラミレスが好機をつぶす悪循環。13安打を放ちながら3併殺。八回のラミレスの3ランも遅すぎた。
それでもラミちゃんは「最後に追いつめることができて、あすにつながる本塁打だった」と前を向いた。まだ2勝2敗のタイ。原監督も「あすまた、気持ちを切り替えてスタートする」とサラッと悔しさを振り払った。
ただ、伊原ヘッドは最後までぼやいていた。「野村(克也)さん(の宣伝)じゃないが、選手もみんな新聞を読んでいる。若い選手は締まるでしょう」-。というわけで、サンケイスポーツ掲載の『ノムラの考え』を熟読し、王手をかける。




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