2009年プロ野球も大詰め。日本シリーズは巨人が3勝2敗とリードして7日に第6戦(札幌ドーム)が行われる。7年ぶりの日本一に王手をかけた巨人だが、今シリーズの戦いぶりはいまひとつ不完全燃焼ではないだろうか。というのは、3番・小笠原道大内野手(36)&4番・ラミレス外野手(35)のコンビが、日本ハムの分断作戦にしてやられ、いまだ連鎖反応を起こしていないからだ。
このまま日本一になっていいものか?! 巨人打線最大の売り物といえば、他球団にとっては鬼より怖い、人呼んで「オガラミ」。昨年はコンビ結成以来、アベック本塁打の試合は17戦全勝の不敗神話をつくった(今季開幕戦でストップ)。
ところが、この日本シリーズでは第5戦までにアベック弾どころか、2人そろって打点を挙げた試合さえない。シリーズの総得点では20-21で日本ハムの「つなぎ」の打線に後れを取っている。
日本ハム球団関係者が「選手の顔ぶれを見たら巨人に勝てると思う人は少ない。大健闘といえる」と苦笑いした上で、「もともと、小笠原とラミレスをどう分断するかが課題だった。歩かせても連打させないつもりだったから、その通りの展開にはなっている」とほくそ笑んでいる。
特に小笠原は前日の第5戦で、2回に自らの失策で先制点を許したうえ、打っても4タコ。逆転勝ちしたが、このままでは終われない。移動日(6日)に野手ではただ一人札幌ドームに姿をみせて走り込み、「あらゆることをプラスに変えたい」と名誉挽回を誓っていた。
日本ハム・谷山高明スコアラーは、「小笠原はウチにいたころから、あれだけ打っていた割にチャンスに弱く、満塁では打ったのを見た記憶がない。力み過ぎるタイプなんだ。巨人へ行ってからは、他にすごい打者がたくさんいてマークが分散しているせいか、だいぶ勝負強くなった気もするけれど、この大舞台で気負ってくれればこちらの思うつぼ」と、2006年までの同僚の弱点を指摘した。
巨人ファンが待ちこがれているのはオガラミ連弾の大花火による日本一。実は大舞台に弱い地道で一本気なサムライ、小笠原に華やかなスポットライトが当たるかどうか。




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