遼クンに思わぬ敵が出現!? 男子ゴルフの世界選手権シリーズ「HSBC選手権」は5日、中国・上海のシェーシャン国際GC(7199ヤード、パー72)で開幕する。4日はプロアマ戦が行われ、石川遼(18)=パナソニック=が最終調整。コース近くに遊園地があり、時折、絶叫や悲鳴が聞こえ、プレーの妨げになることが判明したが、新ドライバーを手に世界選手権を勝ち取る。
ギャ~、ウワォ~!! どこからともなくコースに聞こえてくる叫び声。世界のトップが集結する大会で、遼クンに新たな“敵”が出現した。
「(車の)クラクションは気にならないけど、ジェットコースターの悲鳴の方がちょっと…。きょうは気にならなかったけど、(初日の)あしたからはどうかな。周りの選手が気になれば、僕も気になるかもしれない」
夕暮れの中、長時間を要したプロアマ戦を終えると、ポツリとつぶやいた。今大会の舞台であるシェーシャン国際GCはリゾート地の中心とあって、コースすぐ横を車が往来するのはもちろん、8月には遊園地「歓楽谷」(フォワンルーグ)が開業。ゴルフ場とその遊園地はわずか2キロしか離れておらず、高さ60メートルから垂直落下するジェットコースターに乗った客の悲鳴がコースに聞こえてくるのだ。特に16~18番で“絶叫”が耳に響く。日本では考えられない立地条件。これこそが、遼クンの頭を悩ます、新たな敵だった。
国内ツアーでは携帯電話のシャッター音に悩まされたが、今回は人の悲鳴に悩まされるかも…。
ただ、悩んでいるだけではない。この日のプロアマ戦では今までのドライバーにシャフトの先端を少し硬くした“新ドライバー”を試打。「今までより先のしなりが抑えられる分、スピン量が減って、左に行きにくくなる」。コースで使うのはこの日が初めてだったが「ピッタリとあって、違和感がなかった」。プロアマ戦でも「完ぺき」と自画自賛した16番(パー4、288ヤード)で新ドライバーを駆使し、1オンに挑戦。結果はグリーン手前だったが、チップインイーグル奪うなど、新相棒との相性は上々だ。
「いい経験を積んでいきたい」。世界ランク1位のタイガー・ウッズ(33)=米国=ら世界のトップが集結する今大会は、国内の賞金ランクに反映される優勝賞金も“1億円超”。トップの池田勇太(23)を約440万円差で追う遼クンが“絶叫マシン”に負けない、勝利の雄たけびをあげてみせる。









