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ハルウララにちなんで「森麗」に/大相撲

 心機一転、“馬力”で勝負!? 日本相撲協会は2日、大相撲九州場所(15日初日、福岡国際センター)の新番付を発表し、平成15年夏場所に初土俵を踏み、初めて番付にしこ名が載った同年名古屋場所から38場所連続負け越しが続いている森川(大嶽部屋)が、東序ノ口16枚目の九州場所から「森麗(もりうらら)」に改名した。走っても勝てない競走馬で、デビュー以来113戦全敗のまま引退した高知競馬の「ハルウララ」にちなんだ。改名を機に“大穴”に化ける?

 「森麗」と書いて、「もりうらら」-。宝塚歌劇団のパンフレットにあってもおかしくないような響きの名前が、番付に載った。東序ノ口16枚目、森川が森麗に改名した。

 師匠の大嶽親方(元関脇貴闘力)が以前からあたためていた珍アイデアで、デビュー以来113戦全敗で引退した競走馬ハルウララにちなんだという。

 ハルウララは走っても走っても負けを重ねたが、懸命に走る姿が人気を呼んだ。史上最多の38場所連続負け越し中の森麗は「(改名を)聞いたときは、少しビックリしました。ハルウララはあんまり知らない…。1度は勝ち越したいという思いはあります」。積み重なった黒星は199、勝率はわずか.243。心機一転で初の勝ち越しを目指す。

 森麗は小2のとき、実家近くの相撲道場に通い、中3の夏休みに大鵬部屋(現大嶽部屋)に体験入門。1週間のつもりが部屋の雰囲気になじみ、「帰りたくない」と3週間も延長。中学卒業とともに部屋の門をたたいた。

 大嶽部屋の部屋付き親方、二子山親方(元十両大竜)は「どんぶり一つ洗えなかった。それがいまではしこを踏めるようになった」と振り返る。大嶽親方に引退を勧められたこともあるが、二子山親方は「自分から辞めると言い出すことはなく、相撲が好きなんですよ」。

 でも、ちょっぴり心配も。ハルウララはとうとう勝てずに現役を退いているが、「みんなから愛される、かわいがってもらえるような力士になってほしい」(二子山親方)。やけっぱちの奇策ではない。森麗は「一生懸命がんばります!」。“馬力”をつけて、押しまくる。

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