星野JAPANのメンバーが決まりました! そうそうたるメンバーで非常に楽しみなんですが、一つ残念なことがありましたね。マー君こと田中将大が、肩を痛めたとかで五輪に出場できない可能性が出てきました。代表メンバーというのは、シーズンを戦いながら本戦にコンディションを合わせていくことが要求されるわけですから非常に大変です。新井や稲葉もケガの状態が心配されていますけど、体には気をつけて頑張ってきてほしいと思います。
アテネ五輪の時は、12球団それぞれから2選手を選ぶという方式で代表を選びました。しかし今回は、そういう枠を設けないということで、代表に沢山選ばれたチームと、そうでないチームとに分かれてしまいました。日程も飛び飛びになりますし、五輪期間中は今まで経験したことのない戦いになると思います。
代表の内訳を見てみますと、中日が4人、阪神・西武・ソフトバンクが3人と、多めに代表選手を出しています。ソフトバンクはエース格の2人、杉内と和田がいなくなるわけですし、西武は主砲の中島とG.G.佐藤が北京に行ってしまいます。阪神も、正捕手の矢野がいなくなるのは非常に痛いです。中日がつらい戦いを強いられるのは言うまでもないでしょう。
しかし、一番痛いのはヤクルトじゃないかと私は思います。今は非常にチームが好調で、クライマックスシリーズ進出に向けて大きく前進しているところですけど、そこで主軸の青木とチームリーダーの宮本が抜けてしまう。逆に広島は、今は少し厳しい戦いが続いているんですけど、一人も抜けないというのは大きいです。セ・リーグは阪神の独走状態が続いていますけど、まだまだ一波乱、二波乱あるんじゃないかなと思います。
そういう中で大事なことは、主力が抜けた状態を控え選手がどうカバーするかということです。選手の立場から見ますと、主力が抜けるということはチームにとってはピンチでも、選手自身にとってはチャンスなんです。その選手たちがいたら試合に出られないんですからね。
私は広島で何年もキャッチャーをやらせてもらいましたけど、例えば古田くんが同じチームに入ってきたら、そうは行かなかったと思いますよ。古田くんがケガでもしない限り、試合には出られない。そんな状態だったでしょう。中日で言えば、荒木と井端という最高の二遊間が君臨している以上、内野の若手は試合に出られないんです。荒木が北京に行く今こそ、若手にアピールしてほしいですね。
エース二人が抜けるソフトバンクで言えば、高卒ルーキーで先日初先発した岩嵜翔や、二軍で再調整している大場。主軸が抜ける西武で言えば、松坂健太の様なイキのいい若手がいますし、一頃打ちまくったボカチカが帰ってきても面白いでしょう。中日では森野の代わりの外野に、新井貴浩の弟・良太や平田、堂上直倫といった伸び盛りの選手がいます。こうした選手たちが、シーズン終盤の消化ゲームではなく、佳境に入る所で試合に出られるというのは、千載一遇のチャンスですよ。そうあることじゃありません。
五輪で盛り上がる代わりに、シーズンがつまらなくなると思っている人も多いんじゃないでしょうか? そうではなく、五輪も楽しみ、若手が出てくるシーズンも楽しみだと私は思います。
もちろん、試合に出られればすぐに活躍できるほど、プロは甘くありません。でも、そうした経験を活かして、ダメだったら何がダメだったのか考えることもできます。とにかく、試合に出ることが大事なんです。
チャンスをもらえないままプロ野球界から去って行った選手もいっぱいいるんです。チャンスをもらえることをありがたいことだと思って、五輪期間中の控え選手たちには頑張ってもらいたいですね。宝くじは買わなきゃ当たりませんけど、プロ野球選手も試合に出なければ何にもならないんですから。
- スポーツトップ
- 国内プロ野球
- プロ野球コラム
- コラム モノが違いますね
- 記事全文
注目情報
国内プロ野球 コラム モノが違いますね
第26回 五輪期間は大きなチャンス
[PR] お役立ち情報
特集ピックアップ
PR
MSNスポーツ - コラム一覧
PR
このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容はMSNおよびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
Copyright © International Sports Marketing Co.,Ltd. All rights reserved.
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はISMに属します。




