昨年のイタリアGPでトーロ・ロッソを初優勝に導いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。7ヶ月後の中国GPではレッドブルに初優勝をプレゼント。2位でフィニッシュしたチームメイトのマーク・ウェーバー、3位のジェンソン・バトン(ブラウンGP)とともに臨んだ記者会見の模様をお届けする。
--セバスチャン(・ベッテル)、セーフティカーが先導する中でのスタートとなりましたが、コンディションはいかがでしたか?
ベッテル「セーフティカースタートは正しい判断だったと思う。いくつかのコーナーではアクアプレーニングが発生していたからね。僕とマーク(・ウェーバー)は第1スティントを短めにしたから、序盤にプッシュして後続とのギャップを広げなければならなかったんだけど、それがうまくいったんだ。僕はつねに先頭を走っていて、視界がよかったからね。でも最終コーナーは本当に難しかった。あそこは少し上り坂になっていて、手前に向かって水が流れてくるんだよ。コントロールを失いやすかったから、あそこではシフトダウンをしないようにしたくらいさ。ブレーキもあまりかけ過ぎないようにしたよ。優勝した2回がどちらもウェットコンディションだから、これからもっと雨が降ればいいな。それから、チームが最高の仕事をしてマシンを準備してくれたことに感謝したい。今回のグランプリでは、信頼性の面ではちょっと苦しんだけど、昨晩に修理してくれたことも忘れてはならないね」
-- マーク、この結果はあなたにとって大きな意味を持ちますよね?
ウェーバー「そうだね。僕らはこれまでたくさんレースを経験してきたけど、何度も最高の結果を失ってきた。だけど今日はセバスチャンと僕がマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができた。2位は、僕にとって、F1生活で最高のポジションだからね。レッドブルにとっても1-2フィニッシュだから、最高の結果。ディートリッヒ(・マテシッツ/レッドブル会長)に、この1-2を捧げたい。
--ジェンソン(・バトン)、さまざまなことがありましたが、このコンディション下ではマシンにいろいろ問題が発生したようですが……
バトン「とにかくアクアプレーニングに悩まされたよ。最終コーナー入口はクレイジーだった。セバスチャンも言ったように池みたいなんだ。それから僕はタイヤの振動に苦しんだ。それから、タイヤの温度を上げることができなかった。本当に難しいレースで、いつマシンコントロールを失ってもおかしくなかった。だから3位でも、こうしてレースを完走できたことがうれしい」
--セバスチャン、チェッカーフラッグを受けたときの心境は?
ベッテル「信じられなかった。最後の10周は後方のマシンとのギャップを保つことに集中していた。マークと同じペースで走るようにしていた。最後の2周はさらにペースを落として確実にフィニッシュすることを心掛けたよ。本当に時間が長く感じたよ」
--ジェンソン、 バックストレートではマシンを左右に振っていましたね?
バトン「タイヤに熱を入れようとしていたんだ。とにかく苦労したよ。7コーナーでマークにオーバーテイクされたときは彼がどこにいるかわからなかった。8コーナーに行ったら、もう横に並ばれていてね。ショックだったよ。もうどうすることもできなかったからね」
-- セバスチャン、ブエミと接触しましたが……。
ベッテル「あのときはセーフティカーがコースに出ていんだけど、まだ僕の前にはいなかったから、ターゲットタイムを維持しながら走行していたんだ。そうしたら、バックストレートで左側にスローダウンしたマシンを見つけたんだけど、水煙であまりわからなくてルーベンス(・バリチェッロ)だと思って僕もスローダウンしたんだ。でも、並びかけてよく見てみたらトヨタで、ルーベンスじゃなかった。しかも、リアウィングがなかった!! だから彼をパスしようと加速したんだけど、次の瞬間、後方からぶつかってくる衝撃に襲われたんだ。彼には謝りたい。でもミラーを見ていたけど、水煙で本当に何も見えなかったんだ」
--こういったコンディションになると予想していましたか。
バトン「雨が降るだろうとは思っていたけど、セパンに比べればそれほどの量じゃないと思っていたから、ビックリだよ」
ウェーバー「今朝、ホテルからサーキットまで向かっているときは、『インターミディエイト(浅溝)だな』と思っていたよ。そして、『もしかしたらちょっとはエクストリーム(ウェット/深溝)もあるかな』と。まさか、レース全体がエクストリームになるとはね。今後は排水面での改善も必要かもね」
バトン「普通なら誰かの後ろを走る場合、つねに2本のラインが見えてそこは水が少ないから、そこを走っていけばいいんだ。でも、今回このサーキットでウェットレースをしていて怖かったのは、そのラインがまったく見えなかったんだ。水はけがよくなくて最悪だったね」
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『中国GP注目会見』レッドブル初優勝をワン・ツーで決めたS.ベッテルとM.ウェーバー
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