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今季好調のS.ストリッカー、前向きな姿勢でツアー5勝目を飾る

 42歳のスティーブ・ストリッカー(米)がウイナーズサークルに戻ってきた。

 米ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアル、ストリッカーは予選ラウンドで2日連続『63』の好スコアをマークし、通算14アンダーでトーナメントをリード。「少し勢いを失っていると感じた」3日目は1アンダー69で回り、トップに2打差の2位タイと優勝を狙える位置で最終ラウンドを迎えた。

「すべてのパットを沈めるのは難しい」と思うようにスコアを伸ばすことができず、首位のティム・クラーク(南ア)を終始追う展開。16番でボギーを叩き、2打差をつけられたときは万事休すかと思われた。だが、17番パー4で、3打目のアプローチを沈めて起死回生のチップインバーディ。その後スコアを落としたクラーク、スティーブ・マリーノ(米)と通算17アンダーで並び、勝負はプレーオフに突入した。

 そしてプレーオフ2ホール目、17番パー4のセカンドショット、「風が前ほど強くなかったので、ピンをデッドに狙った」と言うストリッカー。「プレーオフではバーディを獲りに行かなければいけないから」と見事1メートル以内にピタリ。ウイニングパットを沈め、約2年ぶりのツアー5勝目を挙げた。

 ストリッカーは今季2位、3位タイ、4位タイ、6位タイ、7位タイとトップ10フィニッシュが5回と好調を維持。「前向きな気持ちをキープしていた。優勝争いに絡んだのは好ましいこととして考えている」と白星を挙げられなくても落ち込むことはなかった。「(勝利を)あきらめるわけにはいかない。前進し続けるしかないんだ」と世界最高峰の米ツアーで戦う心構えを説明した。

 01年にはWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権を制し、さらに勝ち星を積み重ねていくことが予想されたストリッカー。05年にトーナメントの出場権を争うクォリファイング・スクールに参戦する苦しい時期もあった。しかし、07年ザ・バークレイズではフェデックスカップのプレーオフシリーズ第1戦という厚いフィールドの中で約6年ぶりの復活勝利。その年には同カップポイントランクでタイガー・ウッズ(米)に次ぐ2位に食い込み、世界のレフティ、フィル・ミケルソン(米)らを上回る成績で存在感をアピールした。

 さらにストリッカーは今季、平均ストロークNo.1と素晴らしい数字を記録。高いレベルで安定したゴルフができていることの証明だ。現地時間18日からはメジャー第2戦の全米オープンが控えている。ポジティブな精神と切れのあるショットを武器に大舞台でも暴れまくるに違いない。

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