韓国の新鋭、20歳のキム・インキョンが鮮やかな逆転勝ちを収めた。
キムが勝ったのは、先週イリノイ州スプリングフィールドのパンサー・クリークCCで開催された米女子ツアーのLPGAステート・ファーム・クラシック。最終日を宮里藍と同じ通算10アンダー4位タイからスタートすると6番までに3つスコアを伸ばし、一気にトーナメントリーダーをとらえた。
そこから1バーディ、1ボギーでハーフターンすると、後半はさらに爆発する。ツアー2位のパーオン率(76.1パーセント)を誇る安定したショットを武器にチャンスにつけると「今日はバーディを量産しなければいけない」と言葉通り、11、13、16番で見事にバーディを奪取。通算16アンダーで韓国のパイオニアでホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)の朴セリに並び、リーダーボードの最上段に立った。
迎えた17番パー3。キムが9番アイアンで放ったティーショットは、バーディチャンスにピタリ。これを強気のパットでバーディとすると、パーにとどまった朴を1打リード。その差のまま最終18番をホールアウトし、通算17アンダーで後続のフィニッシュを待った。雷雨がコースを覆いおよそ20分間プレーは中断したが、再開後も追いつかれることはなく、キムは逆転でツアー2勝目をゲット。「今週は本当に調子が良かったです。バックナインに入った時にいいポジションにいられたことが勝因でした。(朴みたいな)偉大な選手と戦って勝てたことは本当に大きいです」と喜んだ。
今季のキムは10試合に出場し、トップ5フィニッシュ4回と好調を維持。その要因となっているのが、今年からキャディに起用しているジェイソンの存在だ。開幕戦のSBSオープンからコンビを組むと、4試合目のJゴルフ・フェニックスLPGAインターナショナルで、単独3位に食い込み手ごたえをつかんだ。するとその後のミケロブ・ウルトラ・オープンで単独2位、続くサイベース・クラシックでも単独5位。そして今大会で優勝と、最高の結果を残している。
「(ジェイソンは)昨年トーナメントに勝った時にキャディを務めてくれていたの。だから、今年は彼にキャディをやってくれるようにお願いしたんです。そしたら快く引き受けてくれました。ここまでは本当に最高のシーズンを送っていますよ」とキムは笑顔を弾かせ、キャディとの息の良さを明かした。
今大会で白星をつかみ、ヘレン・アルフレッドソン(スウェーデン)とカリー・ウェブ(豪)を抜き、堂々の世界ランキング8位へ浮上したキム。ツアーを席巻する韓国勢から新たなヒロイン誕生の瞬間だった。
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韓国のパイオニアを振り切り、20歳のキムが白星をつかむ
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