諸見里しのぶが賞金女王候補へ名乗りを上げた。
国内女子ツアーのサントリーレディスオープンゴルフトーナメントでツアー5勝目を飾った諸見里は、初の逆転勝利。過去の4勝はいずれも最終ラウンドを首位(タイを含む)で迎え、そのまま逃げ切った形だった。だが、今回はトップの叶莉英(中)に一時2打差をつけられながら、15番から連続バーディを奪取し、勝負はプレーオフに突入。諸見里は自身初となったプレーオフで着実にパーセーブし、2ホール目でボギーを叩いた叶を退けて栄冠をつかんだ。
以前は優勝争いを演じながらスコアを崩し、精神面の弱さを指摘されたこともあった諸見里。しかし、相手にリードされながら追いつく粘り強さを見せ、プレーオフの1対1の対決を制し、一皮むけた姿を披露した。約1か月前の公式戦、ワールドレディスチャンピオンシップに続く今季2勝目をマークし、獲得賞金約5,750万円で賞金ランク2位に浮上。同1位の横峯さくらと200万円弱の差に迫り、初の賞金女王を視界にとらえた。
ジュニア時代からスイングの評価が高かった諸見里は、アマチュアで出場したトーナメントで上位進出を果たした。プロ転向後もすぐに05年IDC大塚家具レディスで2位タイに食い込み、同年には米女子ツアーの出場権をかけたクォリファイング・トーナメントを9位タイで突破。フル参戦権を手に入れたが、06年から苦難の道のりが続いた。米国で思うような成績を残すことができずに帰国した後、国内女子ツアーで初優勝を飾ったものの、最終日のスコアは5オーバー77。他の選手の自滅に救われたイメージが残った。
また、同じ江連忠門下の上田桃子に賞金女王のタイトル獲得で先を越された。07年日本女子オープンを制すなど毎年1勝ずつ挙げて存在感を発揮していたが、ツアーの中心として活躍するのではないかという高い期待には応えているとは言い難かった。それでも今季は公式戦に続き、4日間トーナメントを制し、勝ち星を積み重ねている。そして、今回のサントリーレディスオープン終了時で同ランク上位5人までが資格を得るメジャーの全英リコー女子オープンの出場権を手中に収めた。
諸見里は09年賞金女王のビッグタイトルと世界の大舞台に挑戦する権利を手に入れた。今回の優勝後には「まだまだウェッジショットのミスがあったし、勝負所でピンの根元につける練習をしたいです」と課題を口にした。更なる進化を目指し、手綱を締めている。アマチュア時代から注目されていた諸見里が、ついにその潜在能力を発揮する時が来たようだ。
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諸見里が今季2勝目! 賞金女王候補に名乗り
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