宮里藍は大会中に「勝つ準備はできています」とコメント。プレーオフを制し、見事にその言葉を証明してみせた。
欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズ、首位タイと1打差の4位タイで最終ラウンドをスタートした宮里は、7番までパープレー。「フェアウェイをキープし、パーオンできていたので、とても良いプレーができていました」と言うように、8番、9番でスコアを伸ばした。だが、「バーディチャンスはたくさんありましたが、パットを決めることができず」その後2バーディ、1ボギー。通算14アンダーでソフィ・グスタフソン(スウェーデン)とのプレーオフに突入した。
米女子ツアーで自身初めてというプレーオフでは、18番パー5で2オンを狙ってグリーン右のバンカーに入れたものの、約1メートルにきっちりと寄せてバーディ。バーディを奪うことができなかったグスタフソンを退け、宮里はツアー4年目にして悲願の初優勝を飾った。
06年から同ツアーに参戦した宮里。ルーキーとしてメジャーのマクドナルドLPGA選手権で最終日を首位タイで迎え、3位タイに入るなど順調なスタートを切っていた。07年後半にひざの故障やスイング改造でスランプに陥るが、自らの努力で壁を乗り越えた。「決して遠回りではなかったと思っています。自分のやるべきことはしっかりやれたし、4年はあっという間だったので、それが私の初優勝までの時間のかかり方だったのかなと思います」とこれまでの道のりを振り返った。
勝ち星を挙げた要因としては、自分のプレーに集中できたことが大きい。「本当に相手とかスコアに惑わされないように1打1打、目の前の1打にしっかり集中してっていうことをずっと自分に言い聞かせていた」。宮里は好成績が出ていない時期でも自分のゴルフに自信を持ち、考え方がブレることはなかった。優勝争いの中でプレッシャーがかかっていたが、「緊張している自分も含めてすごくうまく自分をコントロールできていた」とこれまでの経験を生かし、「大きな成長だったと思います」と胸を張った。
今週にはメジャー今季最終戦、全英リコー女子オープンが控え、シーズンは後半戦を迎える。今回の白星により賞金ランク4位に浮上し、初の賞金女王を狙える位置につけているが、「1日で気持ちをしっかりと整理してまた行きたいと思います」と気を緩める様子はない。今までの努力の成果を勝利につなげた宮里は、また一回り成長。今回の成績だけで満足するはずはないだけに、今後の活躍がさらに楽しみだ。
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藍、米ツアー4年目で悲願の初優勝!
自分のゴルフに集中し、悲願の米ツアー初優勝を飾った藍。これまでの努力を結果につなげたことで、今後の活躍も楽しみになってきた。(写真提供:AP Images)
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