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桃子、勝利の味を思い出す! 精神的な成長を披露

 07年国内女子ツアーで史上最年少の賞金女王に輝いた上田桃子が、約1年ぶりの勝利を飾った。

 同ツアーのアクサレディスゴルフトーナメント、首位タイに1打差の4位タイで最終ラウンドをスタートした上田は前半3バーディ、2ボギー。「今週は久々に良いと思うくらい、ショットが良かったです」とバックナインでスコアを3つ伸ばし、4アンダー68の通算11アンダーでフィニッシュ。李知姫(韓)、有村智恵とのプレーオフに突入した。

 プレーオフ1ホール目で有村が脱落し、迎えた2ホール目、18番パー4での残り131ヤードの2打目はピンに当たるスーパーショット。上田はウイニングパットを難なく沈め、バーディを奪えなかった李を退け、08年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来となる今季初優勝、ツアー8勝目を手に入れた。

 07年に日米両女子ツアー共催のミズノクラシックに優勝し、上田は米女子ツアーの出場権を獲得した。08年は米ツアールーキーながら開幕戦を最終日最終組でラウンド。5位(タイを含む)に2度入り、シーズン後半戦は日本でプレーする機会が多かったにもかかわらず存在感を発揮した。しかし、今季は14試合に出場し最高が11位タイで、ベスト10入りは1度もない。

 苦戦が続いている要因として、本人は「アメリカではバーディを獲っても“まだ獲らないと”と焦っていました」と分析。世界各国からトッププレーヤーが集まる同ツアーではスコアを伸ばせるときに、バーディを奪わなければ上位進出を果たすことができない。そのため、必要以上に精神的にプレッシャーをかけていた。

 だが、「今まではただ勝ちたい」と考えていたが、“全米女子オープンに勝ちたい”とアメリカで戦う理由を明確にした。今まではミスする度に気持ちが表情に出る場面もあったが、目標をはっきり定めたことで精神的に安定し、アクサレディスでは「落ち着いて自分のゴルフを出来た」。優勝争いを演じている他の選手がスコアを伸ばしても、揺れることなく自分のゴルフに集中し、プレーオフで白星を手に入れた。

 プロゴルファーにとって勝利の味は格別のもの。今までの準備が結果へつながることで自信になる。上田は米国でV争いに絡むことができない時期があったものの、今回の勝ち星できっかけをつかんだ。そして安定感を増したプレーに加え、プレーオフで勝利を引き寄せたショットではピンをデッドに攻め、デビュー当時からの特徴だった強気なゴルフを失っていない。この優勝を弾みに、今後日米両国で大暴れする上田の姿を何度となく見ることができそうだ。

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