池田勇太が6月の日本プロゴルフ選手権に続き、前週のVanaH杯KBCオーガスタで今季2勝目をゲット。片山晋呉、石川遼らを抜き、賞金ランキングトップへ躍り出た。
23歳と男子ツアーではかなり若手の池田だが、ここまで実に安定した成績を残している。開幕戦の東建ホームメイトカップでいきなり3位タイに食い込むと、連続予選落ちを挟んで、11位タイ、16位タイと上位フィニッシュ。迎えた公式戦の日本プロでは、強豪相手に4日間60台のスコアを並べ、後続に7打差の完全優勝を飾った。
その後もサン・クロレラ クラシックで単独3位に入るなど、常に好調をキープすると、今回のVanaH杯では初日24位タイと出遅れるものの、2日目に「66」で回り優勝圏内へ浮上。首位の石川と2打差の4位タイからスタートした最終日にはバック9だけで7バーディと爆発し、ベテランの今野康晴を捉えてプレーオフへ。そこでもタフな精神力と安定したショットを見せつけ、プレーオフ2ホール目で栄冠を勝ち取った。
憧れのジャンボ(尾崎将司)と同じ、角刈りに3タックパンツ。石川や矢野東、近藤共弘らの影響で流行っている鮮やかな色使いは池田には一切ない。さらに試合後のインタビューでも「行けるもへったくれも、いつの間にか優勝争いしてたって感じで」と実に素直で純朴な青年で、そのぶっきらぼうな話し方も“池田らしい”のである。
ゴルフとの出会いは祖父と練習場へ出かけた6歳の時。すると中学生で関東ジュニア、全国高等学校ゴルフ選手権(中学の部)を制覇、高校生でも日本ジュニア、世界ジュニアを制して注目を集めた。名門・東北福祉大を卒業した昨年、賞金ランキング52位でツアーのシード権を獲得し、フル参戦している。
今季の獲得賞金は、すでに自己最高の約7,178万円。2位石川におよそ70万円、3位の片山にもおよそ140万円差でトップに立っている。これにも「すぐ抜かれると思う」と淡白に答えるが、内心では尾崎の26歳を超える史上最年少賞金王を虎視眈々と狙っているのだ。
池田がシーズン最終戦まで石川としのぎを削れば、石川におんぶに抱っこの男子ツアーもAON時代のような盛り上がりを取り戻せるかもしれない。そのためにも、ファッショナブルな石川と対極の“3タック”池田の存在は不可欠。後半戦はこの両選手の戦いぶりに注目したい。
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23歳池田、賞金王見えた!? 大逆転で今季2勝目をつかむ
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