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遼、再び史上最年少記録の更新なるか?

 17歳の石川遼がまた新たな記録を打ち立てようとしている。

 国内男子ツアーのフジサンケイクラシック、ただひとり2ケタアンダーにスコアを乗せる通算12アンダーで、後続に5打差をつけて圧勝した石川。今季の獲得賞金を約9,300万円とし、賞金ランク首位に浮上した。2位の池田勇太に約1,800万円差をつけており、尾崎将司の26歳の記録を更新する史上最年少での賞金王を視界にとらえている。

 石川は15歳で07年のマンシングウェアオープンKSBカップでアマチュアとして初優勝。08年にはマイナビABCチャンピオンシップでプロとしてツアー初勝利した。そして今回年間3勝目と通算5勝目を飾り、すべて最年少記録を樹立。前の記録を達成した選手は全員、その当時20代というところからも石川のすごさが伝わってくる。10代であらゆる記録を塗り替えており、賞金王を獲得したとしても当然の結末と言えるかもしれない。

 世界の大舞台でも全米プロに参戦し予選突破。そして、2年に1度行われる米国チーム vs. インターナショナルチームの名誉をかけた戦い、ザ・プレジデンツカップに主将推薦で選出された。いずれも史上最年少でその勢いはとどまることを知らない。

 今季国内男子ツアーで賞金王を奪取するのではないかと予想できる要因として、止まることの無い成長が挙げられる。前週のVanaH杯KBCオーガスタでは第3ラウンド終了時で単独トップ。最終ラウンドに6アンダー66をマークしたものの、共に9アンダー63を叩き出した池田と今野康晴に逆転されてプレーオフに残れなかった。「6アンダーを出しても、勝てないこともある。しょうがないと思っていた」と考える節もあったが、「本当の内側の自分はそうは思っていなかった」。

 フジサンケイクラシックの最終ラウンドでその悔しさが出てきた。2位の久保谷健一に2打差の単独トップでスタートし、11番までノーバーディ、2ボギー。だが、12番でバーディを1つ獲り返すと、その後3バーディを奪い、後続を一気に突き放した。また、強い気持ちが現れ、ラウンド中には以前より厳しい表情を見せることも。リードを守るよりも持ち前の攻撃的なゴルフを披露し、今度はリーダーボードの最上段を譲ることはなかった。前の敗戦をバネにまた成長した姿を見せている。

 そして勝った場合でも反省することを忘れていない。最終18番でボギーを叩いたため、ガッツポーズについて「控えめになってしまった」とコメント。そして、来季の大会に向けて「ぜひバーディで勝ちたいです」と先を見据えた。常に進化を続ける石川。今後のトーナメントで最終日最終18番をバーディで締め、豪快なガッツポーズを繰り出し、ビッグタイトルを獲得する日は遠い話ではないはずだ。

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