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“諸見里時代”到来か? 今季6勝目でグランドスラムの夢膨らむ

 諸見里しのぶが国内女子ツアー公式戦の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を制し、自身初の2週連続Vを飾った。

 この大会で諸見里は圧倒的な強さを見せつける。2日目に「67」を叩きだして一気に首位へ躍り出ると、3日目も安定したプレーで「70」。最終日こそショットがやや定まらずに苦しんだが、ピンチを好調なパットでしのぎ通算6アンダーでフィニッシュ。難コース岐阜関CC(岐阜)を相手にただ一人アンダーパーにスコアをまとめ、後続に6打差の圧勝劇を披露した。

 06年から毎年1勝ずつを挙げ、昨シーズンまでツアー3勝。それでも肝心な場面で弱気になってショートパットを外すなど、常にメンタル面の不安定さが課題になっていた。しかし今季の諸見里は進化を遂げている。5月の公式戦ワールドレディスチャンピオンシップで早々と白星を奪うと、サントリーレディス、プロミスレディス、CAT Ladiesでも勝利。9月に入るとその勢いはさらに加速し、ゴルフ5レディス、日本女子プロと連勝した。

 好調の要因には、やはり精神的な成長が挙げられるだろう。これまで優勝争いに加わると最終日に大崩れすることも多かったが、今季の優勝は全て最終日を首位または2位(タイ含む)からスタートし、横峯さくら、有村智恵、古閑美保などを振り切り優勝を飾っている。そのためかここ最近の表情は自信が満ち溢れ、ミスショットに一喜一憂していたかつての姿は見られなくなっている。

 優勝後の諸見里は「この状況に甘えずに上へ行きたい。3週連続優勝を目指して頑張ります」と3連勝を公言したが、実はもっと偉大な目標が迫っている。それはツアー史上初の年間グランドスラム(1シーズンに公式戦4勝)。残りは07年に勝ったことがある日本女子オープンゴルフとシーズン最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ。最年少で国内ツアー公式戦3冠を達成しているだけに、その可能性は十分ありそうだ。

 賞金ランキングでも2位の全美貞(韓)に約4,000万円差でトップを独走しており、全、横峯、有村ら強力なライバル達を撃破して年間グランドスラムの夢を達成できれば、自ずと賞金女王のタイトルも手中に転がってくるはず。そうならばさらに諸見里は自信を深められるだろう。

 もしかしたら“諸見里時代”が近い未来に訪れるのかもしれない。それとも諸見里の勢いを止められる選手が出てくるのだろうか? 女子ツアーは最終戦まで話題に尽きない戦いを提供してくれそうだ。

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