2003年以来勝ち星から遠ざかっていたソフィ・グスタフソン(スウェーデン)が、久々に勝利の美酒に酔った。
米女子ツアーのCVS/ファーマシーLPGAチャレンジ最終日。最終組はグスタフソンと今季3勝目を狙うロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のロレーナ・オチョア(メキシコ)、韓国のヨー・スヨンの3人。しかしグスタフソンとオチョアが通算16アンダーで後続を6打突き放しており、実際には一騎打ちの様相を呈していた。
初日からトーナメントをリードしてきたグスタフソンは、この日も快調なゴルフを披露。出だしの1番でバーディを奪う最高の滑り出しを切ると、3番でも1つスコアを伸ばした。さらに勝利を大きく引き寄せたのは、ここまでの3日間で2バーディをマークしている5番パー5。6番アイアンで放ったセカンドショットをピンそば2メートル弱にピタリと寄せ、楽々イーグルを奪取。この時点でオチョアを3ストロークリードした。
中盤で2つボギーは叩いたものの、ハーフターン後も危なげないプレーで1つスコアを伸ばし、4アンダー68でフィニッシュ。トーナメントレコードとなる通算20アンダーでオチョア以下を振り切り、03年のサムソン・ワールド選手権以来およそ6年ぶりのツアー5勝目を飾った。
1998年から同ツアーに参戦したグスタフソンは、2000年に初勝利を挙げると、立て続けに勝利を重ねて通算4勝とした。一気にブレイクするかと思われたが、2004年以降はあと一歩及ばず、惜敗が続く。それは今季のエビアン・マスターズでも同じだった。最終ラウンドを首位タイでスタートしたものの、宮里藍に捉えられるとプレーオフではバーディを奪えず2位に甘んじた。
“詰めの甘さ、メンタルの弱さ”を指摘されて続けてきたグスタフソンにとって、今回の白星はいつも以上に価値があるものになったのではないだろうか? 相手は女版のタイガー・ウッズ(米)ともいえるオチョア。それも同スコアで同組で回って勝ったのだから、大きな自信につながるはずだ。
「この大会は私のゴルフ人生でもベストパフォーマンスの1つ。相手がロレーナ(オチョア)だっただけに、(勝つことは)簡単でなかった。グリーン上で苦しんだけれど、ロングホールでは本当に良く戦えたと思う」と得意のドライバーが好調だったことを勝因に挙げたグスタフソン。本来の輝きを取り戻した今、スウェーデンの飛ばし屋が混戦の賞金女王争いをかき回すはずだ。
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S.グスタフソン、女王との一騎打ちを制す!
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