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賞金王の栄冠は誰の手に? 池田が首位に浮上

 23歳の池田勇太が堂々の今季4勝目。石川遼を抜き、賞金ランキングのトップに躍り出た。

 自らがホストの一人を務める国内男子ツアーのブリヂストンオープン(千葉・袖ヶ浦CC 袖ヶ浦C)。地元開催であり、幼い頃に祖父に連れられ初めてトーナメント観戦に来たのもこの大会だ。高校、大学の時に2度ベストアマチュアに輝き、「いつか自分もプロになってここで勝つ」と決めていたという。

 そんな思い入れの強い大会で、予選2日を5アンダー67で回った池田は、通算10アンダートップタイで決勝ラウンドへ進出。第3ラウンドは1つしかスコアを伸ばせず首位を明け渡したが、2打差の3位タイで最終ラウンドをスタートすることになった。

 最終日は4番のバーディを皮切りに、前半4つスコアを伸ばして折り返すと、後半の12番からは圧巻の3連続バーディ。追い上げる後続を振り切り、最終ラウンドで7アンダー65をマークして2位に2打差の今季4勝目を挙げた。

 常々「18歳(石川)に負けないように23歳も頑張らないと」と話していた池田。今季複数回優勝している石川と事あるごとに比較され、そのたびに「関係ねえ」とぶっきらぼうに答えてきた。だがこの勝利で優勝賞金3,000万円が加算され、今季獲得賞金総額は約1億5,000万円。同じく今季4勝の石川を約960万円差で逆転してトップに浮上した。これには「やはり一度トップに立ったら、もう譲りたくない」と公言。だが本音のところは賞金王にそれほどこだわりはなく「良いプレーをすれば(賞金王は)勝手についてくる」と淡々としている。

 かつてのジャンボ尾崎を思わせるファッションと、物言い。常にギャラリーの視線を釘付けにする石川とはすべてにつけ対照的だと言われる池田。今季男子ツアーは残り6試合。高額賞金の大会が続く中、賞金王の行方はまったくわからず、十数年ぶりに国内男子ゴルフ界が盛り上がりをみせているのも、そんな2人の活躍が大きいだろう。

 ゴルフファンにとっては池田を追う石川、昨季賞金王の片山晋呉の奮闘など、最高に魅力的な秋の戦いが続くが、「若手もベテランも一緒になっていい戦いをし、プレーで魅せるツアーになればいい」と池田。これから何年にも渡って繰り広げられるであろう石川 vs. 池田の最初の1年。果たして2人はかつてのAON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)のように語り継がれる選手となるのだろうか?

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