米ミシシッピ州マディソン、アナンデールGCで開催される予定だった米男子ツアーのバイキング・クラシックは、悪天候続きの難コースコンディションに大会自体が中止。来季ツアーカード獲得のために、1ドルでも多く稼ぎたい瀬戸際の選手たちにとっては大災難となった。
同ツアーの競技が1日も行われずにキャンセルとなったのは、1996年AT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ以来のこと。だがかつてはスケジュールを後倒しして開催された大会もあったため、今大会でもツアー関係者は何とか大会を行える案を模索した。54ホールへの短縮はもちろん、次週にツアーの競技がないため、曜日を大きくずらしての開催など。しかし、すぐにコースが乾いて元通りになることはないとのグラウンドキーパーらの判断もあり、1人の選手もスタートできないまま大会自体が中止に。
今大会はツアーの中では「フォールシリーズ」と呼ばれる5大会の内のひとつ。世界ランキングや賞金ランキング上位の、いわゆるトッププレーヤーの参戦が少ないため、来季のツアー出場権(賞金ランキング125位以内)を争う場として、例年別の意味での“必死の戦い”のフィールドとなってきた。しかし、長引く不況でフォールシリーズが昨年より2大会減少したのに加え、今大会の中止。現在賞金ランキング125位前後をさまよう面々にとっては残り1試合にすべてを賭けるしかなくなってしまった。これには現在同ランク124位のリッチ・ビーム(米)も「中止は仕方がない。自分で唯一コントロールできるのは自分のゴルフだけ。次の大会に備えるよ」と自然の猛威にはなす術もなく諦め顔。
フォールシリーズ最後の戦いはフロリダ州マグノリアGC他で行われるチルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシック。賞金総額470万ドル(約4億2,300万円)を文字通り奪い合うことになる。
賞金ランキング125位付近の選手にはかつての世界ランクNo.1、デビッド・デュバル(米/125位)や、10年以上も日本ツアーで活躍し、その後挑戦した米ツアーでメジャー優勝まで果たしたトッド・ハミルトン(米/133位)らの名前もある。1試合がなくなった影響が賞金ランキングにどう影響するのか? 注目の最終戦は現地時間12日に開幕する。
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ゴルフ コラム

96年以来の大会中止 シード瀬戸際の選手たちは?
シーズン終盤の1試合中止が、かつての世界ランクNo.1、D.デュバル(写真)をはじめとする瀬戸際の選手たちの賞金ランクにどう影響するのか?(写真提供:AP Images)
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