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侍ジャパンのライバルたちにも注目! WBC第1ラウンド大予想

 日本の野球ファンが熱い視線を注ぐワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が、いよいよ5日に開幕。真の世界一を決める大会に、メジャーを代表するスターも数多く出場する。連覇を目指す侍ジャパンの戦いぶりとともに、第2ラウンド以降に対戦する強豪国にも注目にしたいところ。すでに、日本の戦う東京ラウンドについては様々な場所で検証されているので、ここでは第1ラウンドの他グループの展望を見てみよう。

【POOL B】(開催地:メキシコ)

 前回準優勝のキューバと地元メキシコのラウンド突破が濃厚だ。キューバは、前回大会で1勝2セーブ、防御率0.00と好投し、ベストナインにも選出されたヤデル・マルテイ投手が12月に亡命。それでも、投手陣はベテランのペドロ・ルイス・ラソ、打線はフレデリック・セペダ外野手、ユリスキー・グリエル内野手を軸に、才能あるプレーヤーがそろう。国際大会の戦い方を熟知していることを理由に、「キューバが準決勝進出を逃すのは衝撃的」と予想するアナリストもいる。

 キューバの対抗馬と見られるメキシコは、先発の柱として期待されたヨバニ・ガヤルド(ブリュワーズ)、マット・ガーザ(レイズ)が不参加。先発陣のレベルダウンは否めない。成長著しい抑えのホアキム・ソリア(ロイヤルズ)まで、いかに継投するかがカギ。打線は、中軸を構成する昨季36本塁打のエイドリアン・ゴンザレス一塁手(パドレス)、29発のホルヘ・カントゥ内野手(マーリンズ)、の出来にかかっている。

 オーストラリアは、グラント・バルフォア(レイズ)とライアン・ローランドスミス(マリナーズ)の両投手が出場辞退。チームをけん引すると思われたメジャーリーガー2人の不在は、波乱を起こす可能性を下げてしまった。主力が不参加とはいえ、日本との強化試合で守備の脆さも露呈しており、メジャーリーガーが1人もいない南アフリカと、1勝をかけて戦うことになるだろう。

予想順位:
1.キューバ
2.メキシコ
3.オーストラリア
4.南アフリカ

【POOL C】(開催地:カナダ)

 米国が優勝候補であることは、誰も疑わないだろう。しかし、このグループを勝ち抜くのは決して楽ではない。初戦の相手はカナダ。リードされて地元ファンの大声援によって勢いづかせるのは、何としても避けなければならない。このグループには強敵ベネズエラもおり、万が一、この初戦を落とすようだと、第1ラウンド敗退という大波乱が起こる可能性もある。

 ただし、大物選手の辞退があったといえ、米国の戦力は充実。先発のロイ・オズワルト(アストロズ)、ジェイク・ピービー(パドレス)の両投手は、いずれも頼りになる。打線はデレク・ジーター遊撃手(ヤンキース)ら、長距離打者よりも巧打者の多さが特徴。カナダ戦を落とすことがなければ、順当に第2ラウンド進出を果たすはずだ。

 米国に対抗するのはベネズエラ。先発の2本柱ヨハン・サンタナ(メッツ)が不参加、カルロス・ザンブラーノ(カブス)も登板微妙という状況は、チームにとって大きな痛手。しかし、シアトル・マリナーズの若きエース右腕フェリックス・フェルナンデス、抑えには昨季シーズン最多セーブ記録を更新したKロッドことフランシスコ・ロドリゲス投手(メッツ)もおり、決してレベルは低くない。また、ミゲル・カブレラ内野手、マグリオ・オルドニェス外野手(ともにタイガース)、ボビー・アブレイユ外野手(エンゼルス)らメジャーの強打者が並ぶ打線は非常に強力。優勝候補の一角と言ってもいいチームだ。

 カナダは地元の利があるといえ、エリック・ベタード(マリナーズ)、ライアン・デンプスター(カブス)らメジャー球団の主力として活躍するメンバーの不参加で投手陣が弱体化。2006年のア・リーグMVPジャスティン・モアノー一塁手(ツインズ)を軸とした打線は悪くないだけに、打撃戦に持ち込めば「2強」の一角を崩す可能性もある。イタリアは、脇役としていい仕事をしているイタリア系米国人のメジャーリーガーが数人参戦するが、1勝できれば幸運という状況。

予想順位:
1.米国
2.ベネズエラ
3.カナダ
4.イタリア

【POOL D】(開催地:プエルトリコ)

 第2ラウンド進出は、ドミニカ共和国とプエルトリコの2強で決まりか。ドミニカは、アルバート・プホルス一塁手(カージナルス)、ブラディミール・ゲレロ外野手(エンゼルス)というメジャーを代表する強打者は出なくとも、なお指名打者デビッド・オルティス(レッドソックス)、アレックス・ロドリゲス三塁手(ヤンキース)ら超強力な中軸が健在。メジャー屈指の1番打者ホセ・レイエス遊撃手(メッツ)もおり、打線爆発は大いに期待できる。投手陣は強力と言えるレベルにないが、昨年ブレイクした先発右腕エディンソン・ボルケス(レッズ)、リリーフ陣にもホセ・アレンドンド(エンゼルス)、トニー・ペーニャ(ダイヤモンドバックス)らメジャーで活躍する面々がおり、人材が不足しているわけではない。

 プエルトリコは、ドミニカに比べると小粒だが、地の利を生かせば1位通過もあり得る。打線は、ニューヨーク・メッツの大砲コンビ、カルロス・ベルトラン外野手とカルロス・デルガド一塁手が軸。さらに、昨年のナ・リーグ新人王ジョバニー・ソト捕手(カブス)、トロント・ブルージェイズの顔となりつつあるアレックス・リオス外野手ら好打者がそろう。経験豊富なベテラン、バーニー・ウィリアムス外野手やイバン・ロドリゲス捕手の存在も、精神的な部分でチームにとってプラスになるはず。ただし、ほかの強豪に比べると、投手陣の駒不足は否めない。

 パナマは、通算281本塁打のカルロス・リー外野手(アストロズ)という強打者が存在するも、チーム全体としては投打ともに2強に遠く及ばない。オランダも成長株ジェイアー・ジャージェンス投手(ブレーブス)の欠場で、2強を倒すチャンスは消えたと言ってもいい。不振が続く元2冠王アンドルー・ジョーンズ外野手(レンジャーズ)も参加しないため、脅威を感じる打者もゼロ。パナマと1勝を争うことになる。

予想順位:
1.ドミニカ共和国
2.プエルトリコ
3.パナマ
4.オランダ

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