日本人メジャーリーガーの活躍を応援し、メジャーをさらに楽しむためのコラム「日本人メジャーリーガー応援宣言!」。今回は、40回目のア・リーグ優勝となったニューヨーク・ヤンキース松井秀喜外野手のプレーぶりを振り返るとともに、10月28日から開幕する「フォールクラシック」ワールドシリーズの展望を行うことにしよう。
ロサンゼルス・エンゼルスとのア・リーグ優勝決定シリーズでは不本意な内容のバッティングが多かった松井だが、6年ぶりの出場となるワールドシリーズでは、ナ・リーグ王者のフィラデルフィア・フィリーズを相手に快打を連発することが出来るだろうか。また、今年も「リーグ準優勝」に終わったロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹投手は、フィリーズ打線に打ち込まれてナ・リーグ優勝決定シリーズで負け投手となり、残念な形でシーズン終了を迎えている。
メジャーリーグについて学術的な研究活動を行う「ベースボール・カレッジ」では、秋学期の授業が行われている。しかし、新入生達は盛り上がるプレーオフの試合結果が気になり、どうやら勉強が手に付かないようだ。
黒田痛恨のKO! ドジャースの夢は来季へ持ち越し
テリー(学生)「フィリーズは強いな。さすがは2008年のワールドチャンピオンだね。ドジャースを4勝1敗と寄せ付けず、2年連続でのナ・リーグ優勝を勝ち取ったね」
ホルへ(学生)「確かに、プレーオフに入ってからの強さは圧倒的だね。エースのクリフ・リー投手やぺドロ・マルチネス投手など、シーズン途中に獲得したピッチャーが皆活躍しちゃうんだから、チャーリー・マニエル監督の采配も素晴らしいと思うよ。ほんと完成度の高いチームだな」
ハービー(学生)「残念なのは、ドジャースのあっけない敗退だね。今年こそは悲願のワールドシリーズ出場を期待していたファンも多かったと思うけど、第3戦にクロダがノックアウトされて大敗を喫してからは、全く元気がなくなっちゃったもんな」
テリー「クロダが頑張っていれば、シリーズはもつれた展開になったかもしれないね」
故障で戦列を離れていた黒田は、必死の調整が実って復帰が叶い、リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発登板を果たした。昨年のポストシーズンで披露したような好投を見せれば、打倒フィリーズの切り札となるはずだったのだが、結果は最悪だった。厳しい冷え込みの中、敵地シチズンズ・バンクパークを埋め尽くしたフィリーズファンの「Beat LA!(ロサンゼルスをやっつけろ)」コールに気圧されたのか、初回から失点を重ね、2回持たずにノックアウトされてしまったのだ。この試合に大敗したドジャースは、その後もフィラデルフィアで3連敗。1988年以来となるワールドシリーズ制覇の夢は、今年も実現することなく終わった。
打球直撃のアクシデントを乗り越えて復活を果たしたのは高く評価できるが、やはりプロは大舞台で結果を出してこそ認められる世界だ。プレーオフで敗れた以上、3年契約の最終年となる2010年シーズンは、地元ロサンゼルスに歓喜をもたらすようなピッチングを見せる必要がある。来年こそ指揮官ジョー・トーレ監督ら首脳陣の信頼を勝ち取り、名門ドジャースのエースへと成長して欲しいものだ。
その2へ続く>>





