ドリームチーム特集 - MSNスポーツ

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バスケットボール発祥の地をご存じだろうか?1892年、アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドでこのスポーツは生まれた。 約60年後にはプロリーグであるNBAが設立され、1936年のベルリン・オリンピック参加から1992年のバルセロナ五輪まで15大会、アメリカは常に主役だった。ところが、アテネ五輪では銅メダルに終わっている。 世界最強を誇るアメリカ代表が、なぜこのような事態になっているのか?

「常勝軍団アメリカに近づいていた危機」アメリカ代表でプレイすることの意味

アトランタ五輪に出場したシャキール・オニール(現サンズ)。史上最強センターと言われるほど、その実力は高い

 選手も、アメリカ代表でプレイすることの意味を見失うようになっていた。オニールは参加を拒否し、ほかの選手たちも夏の活動を嫌がった。そうなると、選手たちの質も下がる。
やっとのことで金メダルを勝ち取ったシドニー五輪代表チームの中で、将来の殿堂入りが確実なのは、ケビン・ガーネット(ウルブズ)とジェイソン・キッド(サンズ)くらいだろう。

 また、コーチの面でも、アメリカは勘違いを犯している。シドニーでは当時ロケッツのヘッドコーチだったルディー・トムジャノビッチが指揮を執った。NBAで2度優勝している名将だ。ただ、彼は戦術のスペシャリストでもなければ、インターナショナル・ゲームの専門家でもない。いい点は、選手たちのやる気を刺激するのがうまいというところだ。とはいえ、やる気だけではどうしようもない時もある。

シドニー五輪の準決勝では、リトアニアをぎりぎりで下した(85-83)し、決勝のフランス戦も最終的には85-75だが、終盤までわずか4点差しかなかった。決勝後、ビンス・カーター(ラプターズ)が本音を語っている。「率直に言って終わってよかった。私たちにプレッシャーはないと言うけど、これ以上プレッシャーのかかる試合をこれまで経験したことがない。フランスは本当に私たちを最後まで追い詰めた」。

1996年アトランタ五輪
プレイヤー 在籍チーム P ㎝/㎏ 年齢 G FG% 3P% FT% RPG APG PPG
チャールズ・バークリー サンズ 198/114 33 7 .816  .500  .719  6.6  2.4  12.4 
アンファニー・ハーダウェイ マジック 201/91 24 8 .568  .308  .720  2.8  4.4  9.0 
グラント・ヒル ピストンズ 203/102 23 6 .611  .333  .750  2.8  3.5  9.7 
カール・マローン ジャズ 206/116 33 8 .569  --- .529  4.5  1.4  8.4 
レジー・ミラー ペイサーズ 201/86 30 8 .516  .415  .889  1.0  2.1  11.4 
アキーム・オラジュワン ロケッツ 213/114 33 7 .448  --- .692  3.1  1.1  5.0 
シャキール・オニール マジック 216/137 24 8 .620  --- .522  5.3  0.9  9.3 
ゲイリー・ペイトン ソニックス 193/86 28 8 .378  .429  .526  3.1  4.5  5.1 
スコッティー・ピペン ブルズ 201/102 30 8 .521  .348  .545  3.9  3.3  11.0 
ミッチ・リッチモンド キングス 196/98 31 8 .463  .423  .842  1.6  1.3  9.6 
デビッド・ロビンソン スパーズ 216/107 30 8 .680  .000  .700  4.6  0.0  12.0 
ジョン・ストックトン ジャズ 185/79 34 8 .526  .500  .818  0.8  2.8  3.8 
チーム平均     202.4/102.7 29.4 8 .560  .393  .681  38.1  26.3  102.0 
対戦相手 スコア
アルゼンチン 96-68
アンゴラ 87-54
リトアニア 104-82
中国 133-70
クロアチア 102-71
ブラジル 98-75
オーストラリア 101-73
ユーゴスラビア 95-69

HC:レニー・ウィルキンズ
AC:ジェリー・スローン、ボビー・クレミンズ、クレム・ハスキンズ

★バルセロナ五輪メンバーに、旬のNBAスターを加えた編成。地元開催というプレッシャーの中、すべての試合に完勝して金メダルを獲得した。NBA選手が出れば勝てると考えてしまってもしかたない結果である。

2000年シドニー五輪
プレイヤー 在籍チーム P ㎝/㎏ 年齢 G FG% 3P% FT% RPG APG PPG
シャリーフ・アブドゥル=ラヒム グリズリーズ 206/104 23 8 .548  .000  .810  3.3  0.1  6.4 
レイ・アレン バックス 196/93 25 8 .538  .526  1.000  1.9  1.3  9.8 
ビン・ベイカー ソニックス 211/109 28 8 .639  .--- .581  3.0  0.8  8.0 
ビンス・カーター ラプターズ G/F  198/102 23 8 .506  .407  .694  3.6  1.4  14.8 
ケビン・ガーネット ウルブズ 211/100 25 8 .544  .000  .632  9.1  2.1  10.8 
ティム・ハーダウェイ ヒート 183/89 33 8 .385  .344  .600  1.4  1.5  5.5 
アラン・ヒューストン ニックス 198/91 29 7 .474  .600  .800  1.9  1.0  8.0 
ジェイソン・キッド サンズ 193/96 27 8 .516  .500  .800  5.3  4.4  6.0 
アントニオ・マクダイス ナゲッツ 206/100 25 8 .675  .--- .467  5.9  1.0  7.6 
アロンゾ・モーニング ヒート 208/118 30 6 .595  .000  .850  4.2  1.3  10.2 
ゲイリー・ペイトン ソニックス 193/86 32 8 .349  .200  .706  2.1  3.4  5.5 
スティーブ・スミス ブレイザーズ 203/100 31 8 .458  .444  .793  2.4  1.4  6.1 
チーム平均     200.5/99.0  27.6 8 .519 .422 .722 42.6 19.1 95.0
対戦相手 スコア
中国 119-72
イタリア 93-61
リトアニア 85-76
ニュージーランド 102-56
フランス 106-94
ロシア 85-70
リトアニア 85-83
フランス 85-75

HC:ルディー・トムジャノビッチ
AC:ラリー・ブラウン、ジーン・キーディー、タビー・スミス

★準決勝のリトアニア戦、決勝のフランス戦は紙一重の勝利。KGがいなかったら…と思ってしまう冷や冷やの金メダルだった。五輪前には、スーパードリームゲームのため、来日。日本代表とスペイン代表に勝利している。

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※写真は『HOOP』8月号より

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